前回、最初に積み立てる1本を
選びました。
今回はそれを毎月自動で買う設定です。
設定そのものは10分もかかりません。
むしろ時間をかけたいのは
その前の「決めること」の方です。
毎月いくらにするか。
どこからお金を出すか。
ここを先に決めておけば
画面の前で迷わずに済みます。
前回(第4回)では、S&P500とオルカンを例に、最初の1本の選び方を話しました。
設定の前に決めておく2つ
① 毎月いくら積み立てるか
一番よく聞かれるのがここです。
考え方はシンプルで
第1回で話した順番どおり。
- 毎月の生活費を確保する
- 急な出費の備え(生活費の数か月〜半年分)を貯金で持つ
- 数年以内に使う予定のお金を分けておく
- 残りのうち、しばらく使わない分を積立にまわす
ここで大事なのは
「積み立てられる最大の金額」ではなく
「下がっても続けられる金額」
にすることです。
家計ギリギリの金額にすると
値下がりしたときや、出費が重なった月に
やめたくなってしまいます。
積立は、続けてはじめて意味があるもの。
だから最初は
月3,000円や5,000円など
気にならない金額からで十分です。
金額による違いは
第4回と同じ金融庁のシミュレーターで
年3%・20年の場合を見ると
こうなります。
| 毎月の金額 | 20年で積み立てた元本 | 20年後(年3%の場合) |
|---|---|---|
| 5,000円 | 120万円 | 約163万円 |
| 1万円 | 240万円 | 約327万円 |
| 3万円 | 720万円 | 約981万円 |
※金融庁「つみたてシミュレーター」の毎月1万円・年3%・20年=327万円をもとに金額に比例して計算。年3%は仮定で、実際の成果は毎年変わり、元本を下回ることもあります。
金額が大きいほど増える額も大きい。
でも、それは続けられてこそです。
金額はあとから変えられます。
少なく始めて、慣れてきたら増やす。
この順番が
いちばん失敗しにくいと思います。
ちなみに、つみたて投資枠で
積み立てられるのは
年120万円(月10万円)まで。
上限まで使う必要はまったくありません。
② どこからお金を出すか(引き落とし方法)
楽天証券では
積立のお金の出し方を選べます。
| 引き落とし方法 | 特徴 |
|---|---|
| 楽天カード(クレカ積立) | カード払いで積み立てる。ポイントがつく。月10万円まで |
| 楽天ペイ残高 | 楽天ペイの残高から積み立てる |
| 証券口座(楽天銀行マネーブリッジなど) | 証券口座のお金から積み立てる。積立日を選びやすい |
| その他の金融機関 | ふだんの銀行口座から引き落とす |
楽天カードを持っているなら
クレカ積立が分かりやすいです。
※使えるのは本人名義の楽天カードだけです(家族カードは使えません)。
理由は2つです。
1つ目は、ポイントがつくこと。

第4回で紹介したような
手数料の安いインデックス型だと
ふつうの楽天カードで0.5%です。
月1万円なら毎月50ポイント。
年間で600ポイントほどです。
大きくはないですが
何もしなくても毎月つきます。
2つ目は、家計の管理がしやすいこと。
カードの明細にまとまるので
「今月いくら積み立てたか」が
すぐ分かります。
楽天の買い物をよく使う人は
もうひとつ知っておくと得です。

楽天ポイントコースとマネーブリッジを
設定したうえで
ポイントを1ポイント以上使って
月3万円以上積み立てると
楽天市場で買い物したときの
ポイント倍率が+0.5倍になります。
とはいえ、これはおまけです。
ポイントのために金額を増やすのは
順番が逆なので気をつけてください。
積み立ての日
クレカ積立は、積み立てる日が
決まっています。
今から始める人は毎月12日です。
毎月12日までに設定すると
翌月から積み立てが始まります。
13日以降なら、翌々月からです。
設定した月には買われないので
「設定したのに何も起きない」と
焦らなくて大丈夫です☺️
12日に買った分は、その月の27日に
カードから引き落とされます。
楽天証券での積立設定の手順
決めることが決まったら
あとは画面どおりに進めるだけです。
画像はスマホアプリの
説明用サンプル画面です。
STEP1:積み立てる商品を探す

「探す・注文」から検索窓に
選んだ商品の名前を入れます。
似た名前の商品がたくさん出てくるので
正式名称まで確認してください。
たとえば「eMAXIS Slim」のような
シリーズ名まで見ると
間違えにくいです。
STEP2:つみたて投資枠を選んで、金額を入れる

ここでいちばん大事なのが
口座区分で「NISAつみたて投資枠」を
選ぶこと。
「特定」を選ぶと
NISAではないふつうの口座で
積み立てることになり
増えた分に税金がかかります。
積立頻度は「毎月」のままでOK。
ボーナス月に増やす設定もありますが
最初はなしで大丈夫です。
STEP3:分配金コースは「再投資型」
分配金というのは
投資信託が受け取った配当などを
持ち主に配るお金のことです。
「再投資型」を選ぶと
そのお金で同じ投資信託を
買い増してくれます。
ちなみに手数料の安い
インデックス型の多くは分配金を出さず
中で運用に回しています。
それでも選ぶのは
「再投資型」のままでOKです。
長く育てるのが目的なので
ここは「再投資型」を選びます。
STEP4:目論見書を確認する
目論見書は、商品の説明書です。
画面の案内に沿って確認すると
先に進めます。
全部を読み込む必要はありませんが
「手数料(信託報酬)」の欄だけは
一度見ておくと安心です(第4回)。
STEP5:引き落とし方法を選ぶ
さきほど決めた引き落とし方法を
選びます。
楽天カードなら
「楽天カードクレジット決済」です。
初めてのときは
カードの登録画面が出ます。
クレカ以外を選んだ人は
ここで積み立てる日も選びます。
STEP6:内容を確認して、完了

最後の確認画面では
この2つを必ず見ます。
- 毎月の積立金額は合っているか
- 口座区分が「NISAつみたて投資枠」になっているか
大丈夫なら
初期設定で決めた取引暗証番号を
入れて完了です✍️
設定したあとは「ほったらかし」でいい
ここまでできたら、あとは自動です。
毎月決まった日に決まった金額で
買ってくれます。
設定したあとにやることは、これくらい。
- 最初の積み立て日のあと、買えているかを1回だけ確認
- 年に1回、金額が今の家計に合っているか見直す
- 値下がりを理由に止めない(家計がきつい月は金額を減らすのはOK)
毎日値動きを見る必要はありません。
見るほど不安になるなら
見ないくらいでちょうどいいです。
積立は、下がった月にも
同じ金額で買い続けることで
買う値段がならされます(第2回)。
止めてしまうと、そのいちばんの強みを
手放すことになります。
まとめ:決めてから設定すれば、迷わない
今日やったこと
- 金額は「下がっても続けられる額」から
- 引き落としは、楽天カードがあればクレカ積立
- 口座区分は「NISAつみたて投資枠」、分配金は「再投資型」
ここまでで、積立のスタートは完了です。
次回は、増えたお金を
いつ・どう使うかの話をします。
始める前に「終わり方」も知っておくと
ずっと安心して続けられます。
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- この記事は特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
