連載の最終回は
少し毛色の違う話をさせてください。
ここは、こんな人にこそ
読んでほしい回です。
- 積立はしているけど、個別株にも興味がある。でも踏み出せない
- 個別株を買ってみたけど、何を基準に売り買いすればいいか分からない
- SNSで見た銘柄を買って、振り回されている気がする
僕も、全部通ってきた道です。
手取り20万円から投資を始めて
個別株では100万円以上の損切りも
経験しました。
それでも今は
積立と個別株を合わせて
3,000万円超を運用しています。
成績も、大きな損切りの翌年からは
指数を上回り続けています。
今回は、そこまでに何を変えたのか。
そして個別株で増えたお金が
暮らしをどう変えたのかを話します。
前回(第6回)では、積立で増えたお金を使うときの考え方を話しました。第1回から読むと、積立を始めて使うところまでがそろいます。
積立は、今も続けている「土台」
最初に言っておくと
僕は積立をやめていません。
入口はS&P500の積立でした。
今も毎月、積立は続けています。
第1回から話してきたとおり
積立は将来のための大事な土台です。
これは今でも変わりません。
ただ、続けているうちに
気になることが2つ出てきました。
ひとつは「今」の時間
積立は、20年、30年という
長い時間をかけて育てるものです。
でも20年後、積み立てたお金を
受け取るころには
子どもはもう大人です。
子どもが一番かわいい「今」は
あとからお金で買い戻せません。
家族で出かける。
ちょっといいものを食べに行く。
「今」の思い出も作りたい。
そのためには、20年後だけでなく
もう少し早く使える利益も
作りたいと思いました。
第4回で話したとおり
インデックスは市場の「平均点」です。
個別株なら、平均より伸びる会社を
自分で選べれば
平均以上のリターンを狙えます。
もちろん、平均を下回ることもあります。
だから使うのは、生活費や
近いうちに使うお金とは別の分だけ。
そのうえでなら、挑戦する価値が
あると思いました。
もうひとつは「自分で選ぶ」面白さ
積立は、市場全体にまかせる投資です。
それはそれで正解だと思っています。
一方で、ふだん使っているお店や
好きな商品の会社を
自分で調べて、選んでみたくなった。
実際にやってみたら
これが楽しかったんです。
好きでやっているので
つい何時間もチャートや決算を
見てしまう日もあります😅
だからといって、積立をやめて
全部を個別株に移したわけでは
ありません。
土台の積立は続けながら
しばらく使わないお金の一部で
会社を選ぶことも学び始めた。
これが僕の順番です。
ただ、最初は失敗ばかりでした
個別株を始めたころの僕は
正直、ひどかったです。
僕の失敗
- SNSで話題になっていた株を買ったら暴落。いわゆる仕手株でした
- PER(株価が利益の何倍かを表す数字)が低いだけで「掘り出し物だ」と買い、1年間まったく上がらなかった
- 知識がないまま、身の丈に合わない金額で買った株が下がり、含み損は一時マイナス200万円くらい。最後は100万円以上の損で損切りした
今ふり返ると
3つとも原因は同じです。
「なぜ買うのか」を
自分の言葉で言えないまま買っていた。
人がいいと言っていたから。
数字がひとつ安く見えたから。
その程度の理由でした。
だから下がったときに
持ち続けるか売るべきか
判断する材料が何もなかったんです😭
いい会社を知るだけでは足りない
失敗のあと
いちばん身にしみたのがこれです。
「いい会社」と
「今その値段で買っていいか」は
別の話。
分かりやすい例を1つ出します。
僕が2025年12月28日に
リールで紹介したキオクシアです。

紹介の直前の終値から
その後の日中の高値までで
一時約10倍になりました。
でもその後は
高値から半分くらいまで
下がっています。
もし話題になって
一番盛り上がったころに買っていたら。
同じ「いい会社」でも
大きな損になっていたかもしれません。
逆に僕自身も
いい会社を途中で売ってしまい
そのあとの大きな上昇を
取り逃したことが何度もあります。
つまり会社を知っているだけでは
利益は残らない。
- いつ、いくらで買うか
- いくら分買うか
- どうなったら売るか
ここまで自分で考えておくと
結果が出ても出なくても
「運」ではなく「判断」になります。
判断が自分のものなら
うまくいかなかったときに
どこを直せばいいかも分かります。
やり方を変えたら、結果が変わった
大きな損切りのあと、投資やお金の本を
80冊以上読んで学び直しました。
そこから変えたことは3つです。
損切りのあとに変えたこと
- 人の意見で買わない。自分で調べて、納得して買い、納得して売る
- 「いい会社」でも、値段が合うまで待つ
- 買う前に「どうなったら売るか」を決めておく
会社を見るとき、僕はまず
「値上げしても、なんだかんだ
買っちゃうお店かどうか」を考えます。
そんな会社は
物価が上がっても稼ぐ力を保ちやすい。
第1回で話した会社のことです。
そして買うタイミングを考えるときは
チャート(株価の動きのグラフ)
も見ます。
チャートは未来を当てる
魔法ではありません。
でも、たくさんの人が
実際に売り買いした
「記録」ではあります。
高値づかみを避ける
目安のひとつとして使っています。
会社の中身と今の値動き。
この2つをセットで見るようになって
「今は待つ」判断も
できるようになりました。
損切りの翌年から、ずっと指数を上回っている
才能があったわけではありません。
変えたのは、やり方だけです。
それで、大きな損切りをした翌年からは
ずっと日経平均などの指数を
上回る成績を出せています。
もちろん今でも失敗はします。
それでも「なぜ買ったか」が
自分の言葉で言えるので
失敗しても
次にどこを直せばいいかが分かる。
だから続けられています。
ちなみに僕は会社員です。
株価を見るのは
通勤中と昼休みと夜くらい。
一日中画面に張りつく必要は
ありません。
増えたお金で、「今」を楽しめるようになった
個別株で増えたお金で
妻が前から行きたがっていた
ホテルのランチに招待しました。
妻が「欲しい」と言っていたパジャマも
値段を気にせず
さらっと買って渡せました。
大きなぜいたくではありません。
でも、家族の「いいな」を
先のばしにしなくていい。
20年後を待たずに
家族のために「今」使える。
学んでよかったと思う瞬間です☺️
最初の一歩:見つけるのは1社から
「個別株に挑戦したい」と思っても
いきなり正解の1社を
選ぶ必要はありません。
まだ個別株を持っていない人が
今日できることは、これだけです。
- よく行くお店や、好きな商品を1つ思い浮かべる
- それを作っている・売っている会社を調べる
- メモに「気になった理由」と「まだ分からないこと」を1行ずつ書く
「あのお店、よく行くな。
でも、ほかに何をしている
会社なんだろう?」
そのくらいでOKです☺️
まだ買う必要はありません。
自分の目で会社を見に行くことが
最初の一歩です。
もう個別株を持っている人は
持っている株ごとに
「買った理由」と「売る条件」を
1行ずつ書いてみてください。
書けない株があったら
それが見直すべき株です。
1社を見つけたあと
何をどの順で見ればいいか。
その順番は、LINEの特典
「個別株デビューロードマップ」に
まとめています。
個別株もNISAで買える
個別株は、NISAの
成長投資枠(年240万円まで)で
買えます(第2回)。
利益が出ても税金はかかりません。
ただ、NISAで出た損は
ほかの口座の利益と相殺できません。
ここは知っておいてください。
日本の株は、ふつう100株単位で買うので
1回に数万〜数十万円かかります。
証券会社によっては
1株から買えるしくみもあります。
そして実際にお金を入れるときは
この4つを守ってください。
- 土台の積立はやめない
- 使うのは、しばらく使わないお金のうち、下がっても夜ちゃんと眠れる金額だけ
- 見つけるのは1社からでも、買うときは1社に偏らせない
- 「なぜ買うのか」を自分の言葉で言えるまで買わない
どれも、僕が失敗してから
守るようになった約束です。
連載のまとめ
NISAではじめる、お金の育て方 全7回
- 貯金だけだと、お金の力は少しずつ落ちていく
- 投資信託の積立を、NISAのつみたて投資枠で
- 口座は、ネット証券が選びやすい
- 最初の1本は、指数に連動する手数料の安いもの
- 金額は「下がっても続けられる額」で自動積立
- 使うときは、使う分だけ、時期を分けて
- その先に、自分で会社を選ぶという選択肢
積立で、将来の安心をつくる。
個別株で、「今」の選択肢を増やす。
この2つがそろうと
お金のために何かをあきらめる場面は
少しずつ減っていきます。
お金は、自分の人生を
生きるための手段だと思っています。
子どもに
「大人になるって、いいことだよ」と
胸を張って言える大人でいたい。
遠回りした僕から、最初の地図を
しばお近道してほしい🗺️
僕は、たくさんの損と
80冊以上の本で
やっと自分のやり方を見つけました。
これから個別株を始める人には
同じ遠回りをしてほしくない。
そう思って、公式LINEで
3つの特典を無料で配っています。
- 個別株デビューロードマップ(PDF):踏み出せない人、1社目を探したい人に。今日できる3ステップ、合計23分
- 株の3つの売却サイン(PDF):売り時が分からない人、SNSの情報に振り回されがちな人に
- 投資用語辞典(Web):決算やニュースで分からない言葉が出てきたときに



冒頭のチェックに
1つでも当てはまったなら
まずはロードマップから。
「どうなったら売るか」は
特典の「株の3つの売却サイン」に
くわしく書きました。
自分の判断軸ができると
SNSの話題に振り回されず
納得して買えるようになっていきます。
7回、最後まで読んでくれて
本当にありがとうございました☺️
- 成績は僕自身の過去の実績で、将来の成果を約束するものではありません。
- この記事は特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
